ヘルコニアは、南アメリカ原産の多年草。その形はとても個性的であり、色も目を引く情熱の赤です。
取り合わせとして、ハラン、トルコキキョウを使い、フランス製の花瓶を基に作られた「あすか」にいけました。
目次
今回のいけばな
花材・器
花材:ヘルコニア、アサヒハラン(旭葉蘭)、トルコユリ Helikonien, Aspidistra, Lisianthus(oder Eustoma)
器:あすか
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気をつけたこと
あえて敷板を金色のにしてみました。黒の敷板とは違い、これ一つでヘルコニアの情熱が一つあがったような気がします。
敷物はいけばなに結界を作るので、作品がより強調される効果がある。
敷物や敷板の色は、飾る場所や目的(行事や花展など)によって変える。
ひとつ、ひとつの(花材の)個性を生かし、全体に調和を生み出す。花を挿していて、これほど楽しことはありません。
ただし花材同士が合うか、合わないかは実際にいけてみないと分からない、という場合もありますので、やはり実践あるのみが一番良い方法でしょう。
作品写真
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2016年12月
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