11月の中旬ごろからクリスマスのムードが一気に高まってくるドイツですが、今年はCOVIC-19の影響でクリスマスマーケットは全域で中止。クリスマスに家族で過ごすことにも制限が発令されていて、予想外のことが立て続けに起こっております。
今までと違う気苦労が絶えませんが、そんな時こそいけばなで癒されていただければと思います。
黒いローソクを思わせるような花材は、着色素材でパンパスグラスもしくはエノコログサ系の類だと思われます。
ピンクのネリネはリボンのようにクルンとして咲いています。足元にはヒペリカムを葉と一緒に挿れています。
器:ガラス花器
型:たてるかたち
スプレーカーネーションとキャンドルを一緒にいけた花です。スプレーカーネーションは動きが出しにくいので、マッスにして挿しています。
器:ガラス花瓶
型:ならぶかたち
生徒さんいけばな
前々からアマリリスを使ってみたいというリクエストをもらっていたので、今回クリスマスいけばなに使用しました。アマリリスは茎が太い割には簡単に裂けてしまうので、茎の中には枝を入れてテープで巻いて固定させています。
型も生徒さんからのリクエストで「ならぶかたち」でいけています。
器:黒長方形花器
型:ならぶかたち
「ならぶかたち」にいけた花です。本当はこの花型いける予定ではなかったので葉物が椰子の葉一枚しかなかったのを3分割して挿しています。またリュウカデンドロンを3箇所に挿して足元を隠すようにしています。
器:花意匠新型花器
型:ならぶかたち
スプレーカーネーションを加え足元を充実させてみました。薔薇と同系色のカーネーションでしたので、豪華さが2割ほど増えたような感じになったかなと思われます。
器:花意匠新型花器
型:ならぶかたち
花意匠はデザイン的要素の高い花型で、シンプルにも豪華にもなれるいけやすい型だと思います。また花器を変えることで雰囲気も変わるので、この花意匠は好きな花型の一つです。
ですので、花器も色々な形が欲しくなってしまいます。
以上、ご参考になれば幸いです。