日本で言うところのブルーベリーは、北アメリカ原産の Vaccinium corymbosum という品種です。
そして今回ご紹介するのは、ヨーロッパでブルーベリーといえば、このVaccinium myrtillusとなります。和名はセイヨウスノキ、英語名ではヨーロッパブルーベリー、もしくはビルベリーと呼ばれています。
栽培が難しく、果実の収穫は野生種となるそうです。
また古代より食用されてきた果物で、伝統的なヨーロッパ医療において1000年近く使われてきたそうです。ビルベリーとして、サプリメントが多いのも、そんな理由からかもしれません。
ヨーロッパ産とアメリカ産の違い
ヨーロッパ原産のブルーベリー | アメリカ原産のブルーベリー |
野生植物から収穫 | 栽培種 |
手、歯、舌が紫になる | 紫にならない |
酸味がある |
花写真 ポートレート
使用カメラ Nikon D300
撮影地 ドイツ南西部
基本情報
和名:セイヨウスノキ(西洋酸の木)
別名:ビルベリー、ハイデルベリー、ワートルベリー
科 属名:ツツジ科 スノキ属
学名:Vaccinium myrtillus
ドイツ名:Heidelbeere, Blaubeere, Schwarzbeere und Heubeere
英名: European blueberry, bilberry, blaeberry, wimberry or whortleberry
ドイツにおける背丈
10cmから60cm
ドイツにおける開花期
4月から5月
種類
落葉低木
原産地
ヨーロッパ、コーカサス、北アジア。
花言葉
日本語の花言葉
関連商品
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花屋さんでは、切り花として枝が売っている
花が咲いている写真、そして花のない状態ののセイヨウスノキは、切り花として買った花です。
ただ、花屋さんで買うときの状態は、花は咲いておらず、緑の枝のみの状態。数日間、水に浸けておくと写真のような可愛い花が咲きます。
いけばな花材としても使えますが、花が咲いた状態よりも、枝の状態で使う場合が多いかもしれません。ただし、写真を見ても分かる通り、枝同士の間隔が広く、整理しすぎるとこの枝らしさが失われてしまうと思います。
そして、線の動きを活かせると、面白い作品になるのかなと思います。
セイヨウスノキを使ったいけばな
花:セイヨウスノキ、アネモネ、アスター
かたむけるかたち
2015年2月作成