3月下旬に見つけたコハコベの花。この時にはまだ背丈が5センチほどで撮るのに苦労した記憶があります。
それにしてもコハコベは石器時代からの古い植物(史前帰化植物)で、現在では世界中で見られる花。そしてドイツでは一年草ですが、日本では多年草扱いだそうです。
またハコベは通常「雑草」扱いされますが、特にブドウ園や庭などの畑では、平らで密集したハコベは夏の乾燥から土を保護する役割があるので、あながち厄介者ではありません。
古くから薬草や鳥や家禽の餌としても重宝する野草だそうです。確かに日本での七草はこのコハコベということなので、見方も変わりそうですね。
ただし作物によってはこの野草が作物の成長を妨げるそうなので、その時にはやはり「雑草」扱いとなる野草。
なんでも相性というのもがあるのだなとこの花を調べていて感じましたし、この花の長所や短所を考えながら撮るのも面白いかなと思います。
目次
花写真 ポートレート
2021年3月下旬撮影
使用カメラ Nikon D7100
撮影地 ドイツ南西部
基本情報
和名:コハコベ(小繁縷)
別名:ハコベ(蘩蔞)←一般名として呼ばれることが多い
科 属名:ナデシコ科 ハコベ属
学名:Stellaria media
ドイツ名:Gewöhnliche Vogelmiere, Vogel-Sternmiere, Hühnerdarm, Hühnerscherbe, Mäusegedärme oder Hustdarm
英名:Chickweed, common chickweed, chickenwort, craches, maruns, and winterweed
ドイツにおける背丈
3cmから40cm
ドイツにおける開花期
5月から10月
種類
一年草
原産地
花言葉
日本語の花言葉
「愛らしい」