アンズ(杏子または杏)Prunus armeniaca 梅によく似た春の花木

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必ずと言っていいほど梅と間違える杏の花。どうやって見分けるのかやっと分かったので備忘録的に書いておきます。

目次

杏と梅の見分け方

花の萼が反っていれば杏!

これさえ覚えておけば間違いない!と個人的に思っているポイントです。

ぱっと見、梅?と思っても萼を確認してみてくださいね。

ヨーロッパでは媚薬⁈

長い間媚薬と考えられてようで、例えばシェイクスピアの 「真夏の夜の夢」やジョンウェブスターの 「モルフィ公爵夫人」にアンズが登場します。

原産地について

ヨーロッパでは長らくの間、アンズの原産地はアルメニアとされていました。それはアルメニアでアンズの栽培が盛んだったからです。

現に学名にもarmeniacaと冠しています。

遺伝子研究が進み中国に遺伝的起源があると分かったそうです。そしてアプリコットの最初の栽培は紀元前三千年前のインドということなので、古くから馴染みある果物だったことが伺えますね。

花写真 ポートレート

  • この記事は主にドイツ(ドイツ南西部)で見た花を撮影して構成しています。別の地での撮影した写真を掲載の際には可能な限り明記をするようにしています。
  • このブログを通じて、花はどこでも咲くということを実感していただけたら幸いです。
  • 写真の著作権は運営者であるHanaKokoroにあります。掲載写真の無断利用を禁止しております。
2021年3月上旬撮影

使用カメラ Nikon D7100
撮影地 ドイツ南西部

アンズが古代より馴染みがあると言っても、やはり桜のようにどこにでも植えてある花木とまではいかないと個人的に思っています。

この梅に似て丸っこい花びらは桜とはまた違った可愛さなのですが、どうして桜より人気がないのか不思議です。

勝手な想像ですが、アンズやウメが咲く頃はまだ外で過ごす時間も短く、花をゆっくりと愛でるというには寒すぎなのかもしれません。

その反対に桜が咲く頃は外で過ごす時間も長くなりますので、人に目に触れる機会が多いのかもしれませんね。

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基本情報

和名:アンズ(杏子または杏)
別名:カラモモ(唐桃)
科 属名:バラ科 サクラ属
学名:Prunus armeniaca
ドイツ名:Aprikose, Marille(Ober- und Niederbayern, Oberpfalz, Österreich und Südtirol) und Malete(in Rheinhessen)
英名:Apricot

ドイツにおける背丈

通常は最大6m、まれに最大10m

ドイツにおける開花期

4月

種類

落葉樹

原産地

中国

花言葉

日本語の花言葉

「臆病な愛」「乙女のはにかみ」「疑い」「疑惑」

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