公園の生垣として植えてあったアロニア・メラノカルパ。花が咲いているところを見られたのは今回が初めてです。
春はこんな感じの花、白い花びらとピンクの蕊という組み合わせが多いように思えます。
この花の形を最初に見た時にはサンザシ(山楂)に似ているなと思いましたが、葉っぱの形は全く違っています。
この花もサンザシも同じバラ科ですので、似ているところがあるのは当たり前なのかもしれません。
さて、この花は秋になると黒い実が成ります。その実は生では食べられませんのでジャムなどの加工で摂取できるそうです。
さらにアントシアニンの含有量がブルーベリーの数倍と言われ、黒い実ということも相まってか、日本のサイトですとチョコレートベリーとも呼ばれています。
ちなみにこのチョコベリーは英語名からの変換?なのかなと思いましたが、英語名はBlack chokeberry(ぶらっく ちょーくべりー、直訳:黒い咽せる実)ですから、色とアントシアニンが多い、ということからなのでしょう。
そしてドイツ語名ですが、Kahle Apfelbeere(かーれ あっぷふぇるべーれ、直訳:禿げた林檎の実)や Schwarze Apfelbeere(しゅばーつぇ あっぷふぇるべーれ、直訳:黒い林檎の実)と言われており、チョコとは全く無縁な名前でした。
それにしても禿げた…だなんて、なんて名前だ!と思いますね。せめてツルツルと言って欲しい、というか同じですね。笑
秋になったら実も撮ってみたいお花です。
花写真 ポートレート
使用カメラ Nikon D300
撮影地 ドイツ南西部
基本情報
和名:
別名:アロニア・メラノカルパ、チョコレートベリー、ブラックチョコベリー、ブラックチョークベリー
科 属名:バラ科 アロニア属
学名:Aronia melanocarpa
ドイツ名:Kahle Apfelbeere, Schwarze Apfelbeere oder Schwarze Eberesche
英名:Black chokeberry
ドイツにおける背丈
100cmから250cm
ドイツにおける開花期
5月
種類
落葉樹
原産地
北アメリカ