和名に当てる漢字が3つもある草花です。
まずは「草の黄」の由来は、葉を切ると黄色い汁が出ることから。
「瘡(くさ)の王」は、皮膚疾患に有効ということから。
そして、「草の王」は皮膚疾患以外にも鎮痛剤としても用いられたことから薬草の王様という由来。
こうしてみると薬草なのかと思いますが、毒草としての側面もあるそうなので、黄色い乳液が皮膚に付着すると被れる人が多いそうです。
基本的に撮影の時には、よく知らない草花は触らないようにしているので、この黄色い乳液を触らなくてよかったと調べて思いました。
でも次回は注意しながら、本当に黄色い乳液が出るのか試してみたいと同時に思っています。
目次
花ポートレート
2020年3月中旬撮影
使用カメラ Nikon D7100
撮影地 ドイツ南西部
基本情報
和名:クサノオウ(草の黄、瘡(くさ)の王、草の王)
別名:イボクサ(疣草)、タムシグサ(田虫草)、ヒゼングサ(皮癬草)、チドメグサ(血止草)
科 属名:ケシ科 クサノオウ属
学名:Chelidonium majus
ドイツ名:Schöllkraut
英名:Greater celandine
ドイツにおける背丈
70cm
ドイツにおける開花期
4月から10月
種類
二年草または多年草
原産地
ユーラシアと地中海
日本語の花言葉
「思い出」「私を見つめて」