クマニラ(熊韮)Allium ursinum ラムソンとも呼ばれる

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今回はじめて、数株ですが出会えてたので撮影することが出来ました。

また春野菜の代表としてドイツ在住日本人の間では結構有名な食材の一つです。

目次

基本情報

和名、学名、ドイツ語名、英語名

和名:ヒロバニンニク(広葉葫)
別名:ラムソン、クマニラ(熊韮)、クマニンニク(熊葫)、クマネギ(熊葱)、ベアラオホ、ベアラウフ
科 属名:ヒガンバナ科 ネギ属(アリウム属)
学名:Allium ursinum
ドイツ名:Bärlauch, Bärenlauch, Knoblauchspinat, wilder Knoblauch, Waldknoblauch, Rinsenknoblauch, Hundsknoblauch, Hexenzwiebel, Ramsen oder Waldherre
英名:Wild garlic, wild cowleek, ramsons, buckrams, broad-leaved garlic, wood garlic, bear leek or bear’s garlic

ドイツにおけるこの花の背丈、開花時期、手入れ方法

背丈20cmから30cm
花期4月から5月
形態多年草
植える場所
植える時期
土壌
用途
花色
その他

原産地

ヨーロッパ、西アジア

花言葉

日本語

ニラの花言葉
「星への願い」「多幸」

ドイツ語

———

花写真 ポートレート

  • この記事は主にドイツ(ドイツ南西部)で見た花を撮影して構成しています。別の地での撮影した写真を掲載の際には可能な限り明記をするようにしています。
  • このブログを通じて、花はどこでも咲くということを実感していただけたら幸いです。
  • 写真の著作権は運営者であるHanaKokoroにあります。掲載写真の無断利用を禁止しております。

クリックで拡大します

2021年5月中旬撮影
使用カメラ:Nikon D7100 / D300
撮影地:ドイツ南西部

ニラの代わりとしてのクマニラ(ラムソン)

ドイツには日本で言われるニラ(韮、学名:Allium tuberosum)はありませんが、その代わりにこのクマニラ(熊韮、学名:Allium ursinum)、またはラムソンと呼ばれているこの花の葉っぱ部分を使います。

ちなみにニラもクマニラも、ヒガンバナ科ネギ属(アリウム属)です。

採取する際の注意

雑木林の日陰に日陰に自生しているところも多く、その場合の採取は花が咲く前の葉っぱです。

ただし見た目が鈴蘭の葉っぱと似ているそうなので、お気をつけを。なぜなら鈴蘭の葉っぱには毒があるからです。不安な場合は取るのはやめたほうが良いでしょう

クマニラの使い方

取ってきたのはいいけど、どんな風に使うの?と思いますが、ニラ(韮)と同じように使えます。代表的なのは餃子や野菜炒めに使います。

ネットで「クマニラ、ラムソン」と検索すると在住の方々のブログが結構ヒットします。みなさん工夫されているのが伺えます。

他にはペーストにしてパスタと混ぜたり、もちろん他の料理と混ぜたりなど。

クマニラはドイツのスーパーでも買えます

最近は食材を揃えているスーパーでは、ひとパックにして売っているのを見かけます。

さらには乾燥したのがスパイスとしても売っているので、手に入れ易いです。

自宅で育てる

もちろん自宅で育てるというのも有りかと思います。苗は、ドイツの園芸サイトや園芸店で購入可能。

クマニラとギョウジャニンニク(行者葫)について

クマニラと行者ニンニクが似ているという話にもなるので、参考までにまとめたいと思います。

ギョウジャニンニク(行者葫)

学名:Allium victorialis subsp. platyphyllum 日本産の亜種、 ヒガンバナ科 ネギ属

別名:キトビロ、ヤマビル(山蒜)、ヤマニンニク(山葫)、アイヌネギ(アイヌ葱)

クマニラに似ていることから、クマニラをギョウジャニンニクとして紹介する場合もあるそうですが、学名からもわかる通り両者は別種です。

ギョウジャニンニクは亜種ですので原種があります。原種の学名はAllium victorialisで、クマニラ(学名:Allium ursinum)とは違うというのが分かると思います。

クマニラ撮影話

今回はじめて地元で運よく出会えて撮影できました。

自生している場所は日陰なので、花が咲いていないとちょっと目立たないかもしれません。

ただ咲いていたと言っても数株だけなので、ネットブログで見るようなニラの匂いが強烈!というのは感じませんでした。

なんでもそうですが、きっと人によるのかなと思われます。

さて撮影話ですが、この花は撮っていてめちゃくちゃ楽しいです。アリウム系ですが、花は可憐ですし、また日陰に咲いているので太陽の強い光を気にせず撮れます。

ただ日陰なのでISOを上げ目にしないと手振れ必須。また背丈が低いのでカメラにバリアングルがついてないと姿勢はかなり苦しかったです。

こんな可愛い花なら群生地で撮影してみたい、と思ったのはいうまでもありません。匂いも確認してみたいですしね。

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