ドイツで芍薬のいけばなが生けられるようになったのは、ここ数年のことです。
特に近所に自分で花を切って買える畑があって、そこに芍薬が登場してから、出来るだけ毎年いけるようにしています。
ただ琳派調いけばなは絵ですので、その絵を表現するためには8割咲きの花を使う必要があります。つまり、使いたい花がちょうど良いタイミングで使えるか、というのは、本当に運任せ。
でも運が良く琳派調いけばなを生けられた時には、この状態をもっと長く、出来れば1ヶ月くらいは眺めていたいと思うくらい、うっとりする出来になります。
また今年はご近所さんに牡丹や芍薬を育てているお庭へお邪魔する機会があったので、その種類の多さに圧倒。もちろん、いつかはこんな色の牡丹や芍薬をいけてみたいと思ったのは言うまでもありません。
さて、今回は2色(色の濃いのを入れると3色)の芍薬を使っていけました。







花:芍薬二種
器:盛花基本花器
2019年6月