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ドイツの花粉症原因になる植物たち Heuschnupfen

花景 Landscape

ドイツも花粉症なる疾患はあります。しかも早いと年末から植物界は生存競争に突入するのか、それはかなり激しく花粉を飛ばします。そして花粉症となる植物の種類というのは、日本に比べると驚くくらい多いと思います。

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いつから、いつまで花粉症の花粉は飛ぶの?

場所や天候にも左右されますが、暖冬ですと早くも年末からアレルギーとなる花粉が飛び始めます。ですので、私の場合は早くて年末から遅いと秋頃まで花粉症に悩まされます。

また花粉症だけならともかく、普段食べている果物や野菜にもアレルギー反応(口腔アレルギー症候群)が出ることもあります。花粉症の期間のみですが食べ物にも注意が必要な時期です。食べるとすぐに口や耳の中が痒くなるので、これは今の時期は食べないほうがいいと判断しています。

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花粉症検査

私は数年前に皮膚科にて花粉症の検査(パッチテスト)をして、検査リストに載っていた植物のほぼ8割に反応しました。

検査後、医師からは花粉症の注射を勧められましたが、この注射は定期的に(3、4週間毎に3年間通う、ただし皮膚科によってこの間隔は様々です)打たなければならないので、その場では考えますと答えました。

そして検討した結果、人によって注射の効果の持続性は違うし、効果が切れたら再度注射?というのも嫌なので、当面この治療はしないことに決めました。

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花粉症対策

通院以外での花粉症ですが、私は主に目薬、鼻スプレー、そして内服薬を常用しています。

他には、先ほどの注射、そしてホメオパシーもあります。また自宅にて鼻を洗ったりする機械もありますが、これはまだ使ったことはありません。

花粉が飛んでる時期は外出しないのが一番だそうですが…

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アレルゲンとなる植物

さてここでは備忘録的に、どのような植物がドイツの花粉症の原因対象となっているのか、私の使っているアプリからご紹介したいと思います。花粉症の原因は植物以外にもありますが、ここでは植物のみに限定しています。

ブタクサ属 AMBROSIA

ドイツ語ですとTraubenkaeuter もしくは、Ambrosien と呼ばれるブタクサ属。英語はRagweedと呼ばれています。ドイツですと春から夏にかけて開花する一年草で、キク科の植物。日本での秋のアレルギー、ブタクサ(豚草)と同じ属ですので、仲間になるようです。

スイバ属 AMPFER

ダテ科に属する植物で、約130種類あるそうです。有名どころですとギシギシやスイバもこの属になりますが、130種類ともなると見分けるだけでも一苦労しそうですね。

オウシュウヨモギ BEIFUSS

ドイツ語でBeifuß、Gemeine Beifuß、Gewürzbeifuß または Gewöhnlicher Beifuß (学名Artemisia vulgaris)と呼ばれているキク科ヨモギ属の多年草です。

カバノキ属 BIRKE

カバノキ科カバノキ属、世界に約40種類あるそうです。代表的な木ですとシラカバ(白樺)が有名ですが、ヨーロッパにもヨーロッパダケカンバというシラカバに似た木があります。

北海道ではこのシラカバ花粉症が多いと聞き、ヨーロッパにいるときにもヨーロッパダケカンバに反応してしまうそうです。またこの木の花粉アレルギーですと林檎を食べると口腔アレルギー症候群の反応が出るので、注意が必要です。

ブナ属 BUCHE

ヨーロッパ、アジア、北アメリカの温帯に自生するブナ科ブナ属の落葉性広葉樹です。ヨーロッパですとヨーロッパブナ(Fagus sylvatica)が有名どころ。

オーク EICHE

ブナ科コナラ属で、ナラの総称としてオークと呼ぶそうです。代表的な樹はヨーロッパナラ。秋になるとドングリがなる樹です。

ハンノキ属 ERLE

世界に約30種類のカバノキ科ハンノキ属はあるそうです。私のいるとこでは、暖冬ですとこの樹木が一番最初に花粉を飛ばします。花を見るとついついくしゃみが出そうになるのは気のせいでしょうか。

草類 GRAESER

いわゆる草全般になります。初夏は旺盛に草が成長をするので、花粉もどんどん飛び、アレルギーの原因となります。

ハシバミ属 HASEL

カバノキ科ハシバミ属の落葉低木。セイヨウハシバミ(西洋ハシバミ)があのヘーゼルナッツとなる樹です。花はハンノキ属に似ていて、この花粉も1月から飛び始めることがあります。

ポプラ PAPPEL

ヤナギ科ヤマナラシ属の落葉広葉樹。背高なポプラ木のは夏になると暑い日差しを遮って、その緑は陽に照らされると綺麗ですが、アレルゲンともなる花なのです。草原にポプラの木が整然と並んでいる様子はとても爽やかなのですけれどね。

ライムギ ROGGEN

イネ科ライムギ属の栽培植物。このライムギは私のいる地域では広範囲に渡って栽培されているので、初夏になってそばを通ると大変なことになる植物です。

冒頭と下に掲載の写真は、そのライ麦畑を撮影したものです。アレルギー持ちの私としては撮影はそう簡単ではありませんが、ライ麦畑はフォトジェニック(個人的に)なので、必ず撮りたくなる被写体です。雨上がりの時には少し楽ですね。

ニレ ULME

ニレ科ニレ属の植物の総称。風景画でよく登場する樹木ということなので、ヨーロッパでは街路樹や公園に植えられていることが多い樹木だそうです。ですので、きっと写真でも撮ることの多い樹木だと思うのですが、見つかりませんでした。。。汗 というよりも楡の木を撮ってるという意識がないので、写真を見ても気づいたいないと言った方が正確かもしれません。

オオバコ属 WEGERICH

オオバコ科オオバコ属には約200種の植物が属するそうです。とても多いですよね。南極大陸を除く世界中に分布しているということなので、これまた身近な植物と言えるかもしれません。

ヤナギ WEIDE

ヤナギ科ヤナギ属の樹木の総称。いけばな花材でよく使う赤芽柳(ネコヤナギとも呼ぶ)の花はアレルゲンだそうです。幸いにも私はヤナギには反応しないのですが、お稽古中にこの枝を使ってくしゃみができたら要注意かもしれませんね。

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まとめ

地域や個人差、そして花粉の飛翔量も当然違いますが、こんなにもアレルゲンとなる植物があるのだと驚かされますね。ちなみに日本で有名な?スギは花粉症原因のリストには入っていません。私が皮膚科で検査をした時にもスギは入っていませんでした。場所によって変わるってことなのでしょうね。