ドイツで大きなアヤメを花壇で見ますと、大抵がドイツアヤメです。背の高さも1メートル程になる花もあって、小さな子供と撮ったりすると御伽話の世界になったりします。
ところで和名はドイツアヤメですが、どちらかと言うとジャーマンアイリスの方が一般的でしょうか。どちらでも良いのですが、一度覚えてしまうと別名が頭に入りませんね。
さて、このドイツアヤメですが、数あるアヤメ属を交雑させて作出された園芸種だそうです。
写真としては難しいというか、つかみどころのない花だと感じます。
アップで撮っても、引いて撮っても、なんとなくしっくりこない、と言うのでしょうか。そうなってくると花が咲いている周りの条件も考えないと納得のいくようには撮れないなと感じます。
あとは太陽の位置や気象条件。そう思うと出会ってすぐにバッチリ撮れた日は、きっと運の良い日だと思います。
そんな出会いがあるといいなと思って散歩をしないとダメですね。
いけばなの花材的には、蕾の頃が使い勝手が良いと感じます。花が垂れ下がって咲くので、満開の頃よりかは扱いが優しいはず。葉も一緒に使うのをお忘れなく。
キショウブ(黄菖蒲)Iris pseudacorus
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目次
花ポートレート
2020年5月中旬撮影
使用カメラ Nikon D7100
撮影地 ドイツ南西部
基本情報
和名:ドイツアヤメ(独逸菖蒲、ドイツ文目)
別名:ジャーマンアイリス
科 属名:アヤメ科 アヤメ属
学名:Iris x germanica
ドイツ名:Deutsche Schwertlilie, Ritter-Schwertlilie, Blaue Schwertlilie und Echte Schwertlilie
英名:Bearded iris or the German bearded iris
ドイツにおける背丈
70cmから100cm
ドイツにおける開花期
5月から7月
種類
多年草
原産地
アヤメ属の植物から作出された栽培種
日本語の花言葉
「優雅」「燃える思い」