初夏の爽やかな風が吹く頃、バラの花も綺麗に咲き揃ってきていました。
さて今回のいけばな稽古では、お庭や花畑から花を切っていけました。お庭から花を採る場合には、ちょっと邪魔になった枝を使っています。いずれは切られてしまう枝なので、生け花として再生?させられるのは嬉しいですね。そしてやはり採りたては新鮮です。
どちらの作品にも「バラ」を使いましたが、枝、葉っぱ、花のつき方が様々で、自然から採ってきた花材の場合、その自然な感じを活かすのも大切だと感じます。でもそれを気にし過ぎる、と花材に翻弄されますが。
どちらの作品も個性豊かに仕上がりました。初夏の風を家の中に吹き込んでもらえていたら嬉しいですね。
花意匠 ひらくかたち
Hana-isho Hiraku-katachi
花:イヌバラ、ヒゲナデシコ(美女ナデシコ)
器:ガラスコンポート
2019年05年
もう一方のバラも庭から切ってきて使いました。真っ赤なバラが大きくて、ヒゲナデシコの本数がもっと必要でしたね。庭からと言っても毎日見ているバラではないので、こんなにも立派なバラだとは思いませんでした。
花の組み合わせは、実際に合わせてみて分かるので、これも新発見になって楽しいです。
花意匠 ならぶかたち
Hana-isho Narabu-katachi
花:ツルバラ、ヒゲナデシコ(美女ナデシコ)
器:盛花基本花器
2019年5月