夏になると野原や牧草地で咲いているのをよく見かける花です。ヨーロッパが原産の一つということなので、夏には欠かせない花かもしれません。
ドイツ南西部といいましても、夏は30度を越える時があり、そんな時に涼やかに咲き乱れているこの花が風にゆらゆらとしているのを見ると、涼を感じるときがあります。
驚くことに、この花の調理法がアピシウスという古代ローマのレシピ本に書かれているそうです。どんな料理なのか気になりますね。
さて、写真ですが風が吹いているとゆらゆら揺れるので撮りにくい花です。アップでも遠目でも爽やかな感じになります。つぼみの姿も面白いので、ついついたくさん撮ってしまいがちになります。
いけばな花材としても夏には重宝しています。ただし茎が細いので水が下がりやすいですから気をつけなくてはいけません。深水につけておくと元気になります。
花写真 ポートレート







2020年7月下旬撮影
使用カメラ Nikon D300
撮影地 ドイツ南西部
基本情報
和名:ノラニンジン(野良人参)
別名:
科 属名:セリ科 ニンジン属
学名:Daucus carota subsp. carota
ドイツ名:Wilde Möhre
英名:Wild carrot, bird’s nest, bishop’s lace, and Queen Anne’s lace
ドイツにおける背丈
30cmから100cm
ドイツにおける開花期
6月から9月
種類
二年草
原産地
ヨーロッパ、北アフリカ、マカロネシア、西アジア、中央アジア、コーカサス
花言葉
日本語の花言葉
「幼い夢」