クレマチス・ヴィタルバ(ボタンヅル、仙人草の親戚)の蔓性の特徴を活かし、下に垂れる型(下垂型)を応用していけました。外でみるヴィタルバもこのような感じで咲いています。
葉のつき方が対になっているので、正直使いやすいお花とは言い難いですが、やはり自然な感じで垂れ下がるようにすると、すっきり収まります。
小原流の花型は汎用性が高いので、花型を会得し上達をすれば、どんな草花や木でも活かすことができるようになるのが嬉しいです。
このいけばなは正に下垂型を応用していけています。枝垂れるクレマチスを強調するために、お瓶の上部は抑え気味にして挿しています。
ノラニンジンとダリアも同じ場所から採取した花(ダリアは花畑で購入)。
これからもお散歩途中で出会った草花をいけ、自然を楽しみたいと、この花をいけながら感じました。




花:クレマチス・ヴィタルバ(Clematis vitalba)、ダリア、ノラニンジン
瓶:ターコイズブルーのお瓶
2015年8月