バラモンギク(婆羅門菊)または、キバナムギナデシコ (黄花麦撫子)やっと撮影できた黄色い花

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日本から見るとこの花はヨーロッパ原産の帰化植物でして、そのせいなのか名前が色々とあるようです。

バラモンギク、キバナムギナデシコ、キバナバラモンジン、キバナザキバラモンジンとありますが、ここで気になるのがバラモンという言葉が入っている名前が3つあること。

花とどう関係があるのか気になったので、バラモンを漢字で調べると意味は2つありました。

  1. インドの四姓の最高階級。祭祀(さいし)をつかさどった。
  2. バラモン教。その僧侶(そうりょ)。

だそうです。

でも花とどう繋がるのかさっぱり?閃きません。

この花がインド原産ならわかるのですが、ヨーロッパ原産ですし。

ちなみにドイツ語名はWiesen-Bocksbart(読み:びーぜん ぼっくすばーと)、意味はWiesenは牧草地や原っぱという意味。Bocksbartは2単語に分解して、Bock(意味:山羊、鹿、馬)Bart(意味:髭、顎髭)。

つまりは、意訳すると「牧草地の山羊の顎髭」という名前です。

こちらの方がシンプルで、この花の強靭な生命力を考えるとドイツ語名の方がピタッと決まる気がします。

ちなみにこの花は短命でして、いわゆる一日花です。しかも午前中に採取しても午後には閉じかけているという短さ。

それに反比例するかのように繁殖力は旺盛。綿毛が大きくて立派なので、花の短命とは相反して面白いなと思うのです。

そして今年になってやっと黄色い花を撮影できました。最初に見たのは大きな綿毛の状態で、どんな花が咲くのだろうと2年越しの目標が達成できました。

花が短命だったので見逃していたのですが、今回は出会えることができて嬉しかったです。

 

目次

花写真

  • この記事は主にドイツ(ドイツ南西部)で見た花を撮影して構成しています。別の地での撮影した写真を掲載の際には可能な限り明記をするようにしています。
  • このブログを通じて、花はどこでも咲くということを実感していただけたら幸いです。
  • 写真の著作権は運営者であるHanaKokoroにあります。掲載写真の無断利用を禁止しております。

2020年5月下旬撮影

使用カメラ Nikon D7100
撮影地 ドイツ南西部

和名、学名、ドイツ語名、英語名

和名:キバナムギナデシコ(黄花麦撫子)
別名:キバナバラモンジン(黄花婆羅門参)、キバナザキバラモンジン(黄花咲婆羅門参)、バラモンギク(婆羅門菊)
科 属名:キク科 バラモンジン属
学名:Tragopogon pratensis
ドイツ名:Wiesen-Bocksbart
英名:Jack-go-to-bed-at-noon, meadow salsify, showy goat’s-beard or meadow goat’s-beard

背丈、開花時期

ドイツにおけるこの花の…
背丈は20から70cm
開花期は5月から7月

種類

二年草もしくは宿根草

原産地

ヨーロッパ西部から地中海沿岸

日本語の花言葉

「ひらめきの早い」

 

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