当初、この木をシラタマノキ(白玉の木)と思っていましたが、どうやらセッコウボク(雪晃木)でした。つきましては、新たな記事にして載せています。
また両者の違い(シラタマノキとセッコウボクの違い)についても整理しておきます。セッコウボク(雪晃木)については比較の下にも基本情報をまとめてあります。
セッコウボク(雪晃木)とシラタマノキ(白玉の木)の違い
セッコウボク(雪晃木) | シラタマノキ(白玉の木) | |
---|---|---|
学名 | Symphoricarpos albus | Gaultheria pyroloides |
科 | スイカズラ科 | ツツジ科 |
属 | シンポリカルポス属 | シラタマノキ属 |
種類 | 落葉 | 常緑 |
実のつき方 | 枝にひっついている | 枝から茎がでている |
特徴的な違いを並べると、やはり両者は別の種類ということがわかります。
セッコウボクの葉は落葉ということもあるので、乾くとパラパラと落ちてしまいます。その反対にシラタマノキの葉は、写真からですがツツジ科に見られる丸みを帯びた葉で、実だけでなく、葉の形も違うことがわかります。
私はまだシラタマノキをドイツで見たことがないので、写真はWikipediaからお借りしています。写真をクリックするとシラタマノキのWikipediaへ飛びます。
ここからは、セッコウボク(雪晃木)の基本情報、写真を掲載しています。
基本情報
和名、学名、ドイツ語名、英語名
和名:セッコウボク(雪晃木)
別名:シラタマヒョウタンボク(白玉瓢箪木)、スノーベリー
科 属名:スイカズラ科 シンフォリカルポス属
学名:Symphoricarpos albus
ドイツ名:Gewöhnliche Schneebeere auch Knallerbsen
英名:Common snowberry
ドイツにおけるこの花の背丈、開花時期、手入れ方法
背丈 | 30cmから200cm |
花 | 6月から8月 |
実 | 11月から |
葉 | 落葉低木 |
植える場所 | 日当たり~半日陰 |
植える時期 | 通年(地面が凍ってる時期と夏(気温30度以上)を避ける) |
耐寒性 | あり |
土 | 特になし |
用途 | 単独、寄せ植え、生垣 |
水 | 中程度 |
手入れ | 春に緩効性肥料(Langzeitdünger) 頻繁に必要ではないが乾燥時期は、根に浸透するような水やり |
原産地
北アメリカ
花言葉
日本語
「いつまでも献身的」
ドイツ語
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花写真 ポートレート
- この記事は主にドイツ(ドイツ南西部)で見た花を撮影して構成しています。別の地での撮影した写真を掲載の際には可能な限り明記をするようにしています。
- このブログを通じて、花はどこでも咲くということを実感していただけたら幸いです。
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この植物を育てた感想
2022年、我が家の庭にお迎えしました。南西向きで、地植えにしてあります。
育つスピードは比較的ゆっくり。
花の写真を撮り忘れたので、次回撮ったら載せます。
花材として見た場合
枝が細く実のつき方が多いので、かなりフラフラする枝です。お瓶や背の高いガラス花器に垂れ下がるようにいけるのが良いかなと思います。
もちろん、枝がしっかりしていれば、剣山に挿すことも可能なので、素材を見極めて使う必要があるでしょう。
組み合わせる花としては季節柄、小菊やダリアあたりが似合いそうです。
雪晃木を使った いけばな
花材・器
花材:セッコウボク、ダリア
器:ガラス
気をつけたこと
今回は庭のセッコウボクから不要枝を切ったため、どれも短い枝でした。実がたわわについているので、かなり枝がしなっていたので、背の高いガラスの器に枝垂れるようにいけてみました。
背景が白なので見にくいですが、両脇にバランスを崩して、セッコウボクを挿しています。
作品写真
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20214年9月