2021年の節分は、124年ぶりに2月2日になりました。いつもと少し違う日付に、何だか新鮮な気分です。
実は、この先も閏年の翌年には2月2日が節分になるとのこと。4年後にはまた変わると分かっていれば、少しずつ慣れていくのでしょうか。
ドイツの祝日はほとんどがキリスト教に関連するもので、毎年日付が変わる祝日も多くあります。そう考えると、節分の日付が変わることも、特別なことではないのかもしれませんね。
さて、そんな節分の日に、季節を感じるいけばなを飾ってみました。
目次
いけばな その1




萩焼の小さな花器に、マメナシと松を生けています。
このマメナシの枝は、雪の重みで折れてしまったものらしく、歩道脇に置かれていたものを拾ってきました。蕾がついていたので、花が咲くことを期待しながら室内に飾ってみたところ、10日ほどで可憐な白い花を咲かせてくれました。例年なら4月頃に開花する花ですが、室内の温かさのおかげで、一足早く春を感じることができました。
ちょうど節分の頃に満開になり、名前の「豆梨」と節分の「豆」を掛けてみたのも、ちょっとした遊び心です。
豆を入れた升は、日本の友人が送ってくれたもの。今年の干支である丑の絵が描かれていて、節分の雰囲気をさらに盛り上げてくれました。
いけばな その2




花材:マメナシ、薔薇
器:投入花器
花型:瓶花傾斜型