散歩で出会った木なのですが、じつはよく通る道でして、気がついてのは今年が初めてという、どうしようもない観察力です。
もちろんこの葉を見て、柏餅!と思ったのもお恥ずかしい。食いじが張ってるといいますか、やはり懐かしさの方が先な感じです。しかしよく見ると見慣れた柏餅の葉っぱよりも小ぶりなので、これはいけばなに打ってつけと瞬時に思ったほどです。
この木の和名はヨーロッパナラですが、やはりこの葉っぱの特徴を活かす、というのがいけばなでの重要ポイントです。ですので、いける際には葉っぱをザクザクと整理して、一枚一枚見えるようにいけなければなりません。
また日本の柏も落葉樹ですが、葉っぱが枯れても次の葉がでてくるまで枝についているそうで、とても縁起の良い木とされており家紋や神紋にも使われています。したがって雑木的な扱いではなくではなく、この木に合わせる花というのもとても大事になってきます。日本の柏に似ている葉っぱのヨーロッパナラですので、ここはやはりそれなりの相手と合わせるのが筋、といいますか、その方が互いの良さを引き出せると思います。
手の届く枝を切ってしまったので、しばらくは使えないと思います。また歩いて探しに行けば見るかるかもしれませんね。
花名:和名、学名、ドイツ語名、英語名
和名:ヨーロッパナラ(欧州楢)
別名:オーク、ヨーロッパオーク、イングリッシュオーク
科 属名:ブナ科 コナラ属
学名:Quercus robur
ドイツ名:Stiel-Eiche, auch Sommereiche oder Deutsche Eiche
英名:Common oak, pedunculate oak, European oak or English oak
背丈、開花時期
ドイツにおけるこの植物の…
背丈は20mから25cm
開花は4月から5月
種類
広葉樹
原産地
ヨーロッパからコーカサス
花言葉
「歓待」「愛国心」「勇敢」「自由」「勇気」「長寿」
花写真
2020年5月中旬撮影
使用カメラ Nikon D7100
撮影地 ドイツ南西部