和名のタチアオイ(立葵)は、真っ直ぐに伸びる姿からつけられたそうですが、ドイツ語名も似た感じでしょうか。
ドイツ語でこの花をStockroseと言います。Stock(棒)とRose(薔薇)という意味。別の呼び名では、Garten-Pappelrose,といい、Pappelroseの部分にPappel(ポプラ)とありますので、背の高いポプラの木を彷彿とさせるからでしょうか。しかもドイツで見るタチアオイは、背の高いもので、3メートルにもなるそうです。すごいですよね。
このタチアオイですが、耐寒性に優れており、ドイツの気候にも合っています。切花としては売っているのは見たことがなく、もっぱら庭先でが多いかなと個人的に思っています。
日本ではこの花の先端が咲くと梅雨が明けると言われているそうですが、ドイツに梅雨はありません。その点、梅雨の花というよりは夏の花というイメージの強い花です。
我が家では2021年に種を蒔き、その年の秋頃まで楽しめました。一年草と二年草の種があるので、毎年春頃になると種まきをしています。いけばなに使うには本数が足りないので、どうにか数を多く育てて使いたいお花です。
花ポートレート
- この記事は主にドイツ(ドイツ南西部)で見た花を撮影して構成しています。別の地での撮影した写真を掲載の際には可能な限り明記をするようにしています。
- このブログを通じて、花はどこでも咲くということを実感していただけたら幸いです。
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使用カメラ NikonD7100
撮影地 南西ドイツ
基本情報
和名:タチアオイ(立葵)
別名:ホリホック、ホリーホック、ハナアオイ(花葵)、コケコッコ花、コケコッコー花、コケラッコ花、ツユアオイ(梅雨葵)
科 属名:アオイ科 タチアオイ属
学名:Alcea rosea, Althaea rosea
ドイツ名:Gewöhnliche Stockrose, Stockmalve, Garten-Pappelrose, Bauernrose oder Garten-Stockrose
英名:Common hollyhock (Alcea rosea)
原産地
トルコ原産と東ヨーロッパ原産の雑種
花言葉
日本語の花言葉
「単純な愛」「平安」「大望」「豊かな実り」「気高く威厳に満ちた美」