写真は雑木林で撮影したセイヨウイボタの花です。
ドイツは初夏になると長円錐形に咲き、香りもあります。秋になると黒っぽい輝きある小さな実がつきます。
もちろん花材としても使える花木ですが、枝つきにはちょっとクセのあるタイプ。葉っぱがないと四方八方に枝が広がっているからです。
枝は直線的なので、どう見せるのか?という工夫が必要です。
じつは我が家の生垣にこの花木を使っています。いまはまだ低い枝ですが成長が早いということなので、今後は剪定を行っていかなければなりません。
その際に花がどう咲くのか?剪定を行ってしまうとほとんどの場合、セイヨウイボタは花が咲かない、咲かないというか花芽を切ってしまうので咲かないということです。
もちろん生垣に使っていても雑に剪定していたら花は咲くかもしれません。
花ポートレート
使用カメラ Nikon D7100
撮影地 ドイツ南西部
基本情報
和名:セイヨウイボタ(西洋水蝋)
別名:ヨウシュイボタ(洋種水蝋)、プリベット、セイヨウイボタノキ(西洋水蝋の木)
科 属名:モクセイ科 イボタノキ属
学名:Ligustrum vulgare
ドイツ名:Gewöhnliche Liguster, Gemeiner Liguster
英名:Wild privet, common privet or European privet
ドイツにおける背丈
150cmから450cm
ドイツにおける開花期
6月から7月
種類
半常緑低木
原産地
アフリカ北西部、ヨーロッパ、コーカサス諸国、イラン北西部
日本語の花言葉
「くつろぎ」
花材としての季節
秋
秋ということなので、花よりも実を見せるということでしょうかね。
いけばな
花:セイヨウイボタ、モンステラ
フリースタイル
花瓶はフリーマーケットにて買ったのですが、その後破損をしてしまい残念ながら現在は手元にありません。ピンク地で黒の花模様が描かれたシックな花瓶でした。残念です。
このいけばなにも花瓶の絵柄と色が上部の花とマッチしていて好きなスタイルです。