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イヌバラ(犬薔薇)Rosa canina ヨーロッパ原産で薔薇の原種のひとつ

花名 Name

初夏には涼しげな花を咲かせ、秋には印象的な赤い実がなる樹木です。薔薇の原種のひとつで、ヨーロッパでは接木の台木に使われます。

接木に使われる、といった経緯からなのか、ドイツ語名、英語名さらには和名にも犬という名前がついており、一説には犬という冠には、価値のないとか、品性のないとかという意味があるそうです。

なんとも勝手な言い草ですよね。

そしてイヌバラに関しては、狂犬病の治療に用いられたという謂れもあるようです。そうなると価値がないどころではありませんよね。

そんなことからなのか?和名やドイツ語名には別名も存在しています。

ちょっと安心しました。

花材としては花を使うよりも実を使う場合ば多いです。もちろん花も使えますが、デリケートなので散りやすく、いけている間にポロッとなる場合も。

そんな可憐な印象の花ので、やはりイヌバラというのは呼ぶのに抵抗があります。

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花ポートレート

  • この記事は主にドイツ(ドイツ南西部)で見た花を撮影して構成しています。別の地での撮影した写真を掲載の際には可能な限り明記をするようにしています。
  • このブログを通じて、花はどこでも咲くということを実感していただけたら幸いです。
  • 写真の著作権は運営者であるHanaKokoroにあります。掲載写真の無断利用を禁止しております。
2020年5月中旬撮影

使用カメラ Nikon D7100
撮影地 ドイツ南西部

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基本情報

和名:イヌバラ(犬薔薇)
別名:ロサ・カニーナ
科 属名:バラ科 バラ属
学名:Rosa canina
ドイツ名:Hunds-Rose, Hagrose, Heckenrose oder Heiderose Linde
英名:Dog rose

ドイツにおける背丈

200cmから300cm

ドイツにおける開花期

5月から6月

ドイツにおける結実期

9月から10月

種類

落葉低木

原産地

ヨーロッパ、北アジア、北アフリカ

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日本語の花言葉

「喜びと痛み」

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モデルとして登場

ゲーテの詩「野ばら(Heidenröslein)」

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いけばな

垂れ下がる傾向がるので、ひらくかたちの花型が扱いやすいかもしれません。

花:ローズヒップ(イヌバラの実)、アンスリウム、パイナップル、ワックスフラワー

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花:ロサ・カニーナ(イヌバラ)、ヒゲナデシコ

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花:コニファー、アンスリウム、リモニウム、ローズヒップ、ポインセチア

こちらはイヌバラの実(ローズヒップ)を短くして挿しています。赤を左右に繋ぐという役割です。