VHSのいけばな講座に参加していた生徒さんから頂いたオファーでした。
その生徒さんが所属しているフェアラインのコンサートが近々あるので、その会場の装花をしてくれないか、との依頼でした。
コンサート会場という広い場所もですが、時間もあまりなかったので、(オファーを頂いてからコンサートまで2週間以内のことだったと思います)作品のテーマや数、そして花材について熟考できなかったのを覚えています。
それでもせっかくの機会と思い展示させていただきました。
展示会場
展示会場、つまりコンサートを催行する場所は、市民会館です。
市民会館といっても規模は様々なので、まずはどのような会場や場所なのかを確認するため行ってみました。
初回は鍵がかかっていた為、外から中の様子を伺うだけでしたが、コンサートの会場となる体育館のような広さに圧倒されたのを覚えています。
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二回目に訪問した時は催しがあったようで準備中でしたが、事情を話すと中へ入ることが出来ました。
写真は参考にする為、撮影させてもらいました。
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依頼してくれた生徒さんのリクエストは、舞台の装花、エントランスとロビーの装花、さらにコンサート後のブッフェテーブルにいけばなを飾ってほしいとのことでした。
しかし会場を視察した結果、舞台やロビーに花をいける構想や花材調達の時間がない為お断りしましたが、ロビーとブッフェのテーブルに置くいけばなは依頼を受けました。
いけばな作品と当日の様子
ロビーに展示した いけばな
ロビーに展示したのは次の三作品です。
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コンサート会場
コンサート終了後は、会場内のスタンドテーブルにいけばなを置きました。
時間を節約するため、あらかじめ控室で作品をいけて、それを手分けして持って行きました。
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反省点
最終的にどのくらいの数のいけばな作品をいけたかですが、10作品ほどだと記憶しています。
すべての作品を写真に収めていないのが残念です。
また費用ですが、花材のみコンサートの主催者に領収書をお渡ししました。これは前もって花材費はお支払いしますと約束していたからです。
ただし、技術料についてはゼロ。理由はいけばなの宣伝という意味合いがあったからです。しかしこの展示をきっかけに、いけばなを習ってくださる方はおりませんでした。
また今後ですが、同じようなオファーがあった際には技術料についても請求させていただこうと思っています。なぜなら後続でやられる方の為にも、やはり技術料は必要だと考えるからです。
それから準備期間は長ければ、長いほど有難いと感じました。今回は、2週間という準備期間しかなく、花材の調達や、どのような花を展示するかを考えた場合、短いと感じたからです。