ドイツ語名のPfingstroseは、Pfingsten(五旬祭、聖霊降臨祭)の頃に咲くRose(バラ)となり、毎年5月の終わりから6月にかけて、庭先でよく見かける花です。もちろんお花屋さんでもこの花をよく見かけます。
渡独した頃は、ひとえをよく見かけましたが、いまの流行りは八重のようで何重にも重ねた花弁は豪華そのものですね。そして美しい花にはバラという単語をよくみるので、芍薬もそのように美しい花と捉えているのが伺えます。ちなみにフランスでは「聖母のバラ」、スペインやイタリアでは「山のバラ」と呼ばれています。
さて、日本語の和名、芍薬ですが、これは花姿がしなやかで優しい様を意味する「綽約(しゃくやく)に由来するといわれています。
目次
花写真
花名:和名、学名、ドイツ語名、英語名
和名:シャクヤク(芍薬)、カオヨグサ(貌佳草)
別名:ピオニー
科 属名:ボタン科 ボタン属
学名:Paeonia lactiflora
ドイツ名:Pfingstrose
英名:Chinese peony または common garden peony
原産地
アジア大陸北東部
花言葉
恥じらい、はにかみ、謙遜
いけばな
芍薬一種を使った生け花です。
琳派調いけばな
2016.07