オリエンタルポピーはドイツの庭先でも人気のひとつ。初夏になり、爽やかな風が吹き始めると咲き出して、庭先を一気に明るい雰囲気へとしてくれます。
花が咲くまでの間も成長が楽しめる花。まずは春頃に葉っぱが徐々に増え、次に蕾がニョキッと伸び、膨らんでくると、花が一気に咲き出す。。。そんなお花です。
咲くとその存在感には圧倒され、遠目からでもオリエンタルポピーだと分かるくらいの大きさ。花色は赤が主流ですが、他にも白、ピンク、オレンジもあります。
いけばな花材として使ってみたいお花ですが、開花期がとても短いのです。それこそ切ってしまうのが惜しいので、いまだに使ったことはありません。ですが、このオリエンタルポピーでなければダメだ、というような生け花であれば使ってみたいとは思っています。これも出会いというのでしょうかね。
さて写真のモデルとしては、なかなかに難しいお花だと思います。花が大きいですし、どの角度から見ても同じ様で、なんとなく特徴がとらえにくい。それでも花弁がペーパークラフトのような感じなので、それを上手く撮れればと何度も挑戦したのですが、ちょっと表現が足りない?感じでしょうかね。
そして4枚目は、フェンスの向こう側に(揺らめいてるのはフェンスです)、二本の赤いオリエンタルポピーが寄り添っているように咲いていました。小さい方のポピーには蕾の殻がまだ付いていて、なんだか初々しい感じがしましたし、ベレー帽の様にも見えて、それを上手く撮れればとと思いましたが、どうでしょうか。
花ポートレート
使用カメラ NikonD7100
撮影地 南西ドイツ
基本情報
花名:和名、学名、ドイツ語、英語
和名:オニゲシ(鬼芥子)
別名:
科 属名:ケシ科 ケシ属
学名:Papaver orientale
ドイツ名:Türkischer Mohn, Morgenländischer Mohn, Orientalischer Mohn, Garten-Mohn, Stauden-Mohn und Feuer-Mohn
英名:Oriental poppy
原産地
イラン、東トルコ、コーカサス
花言葉
「妄想」「夢想家」「繁栄」「優しい愛」