ドイツ語名のRispen-Hortensie(読み:りすぺん ほてんしあ)のRispenは、Rispeが原型で円錐状の、という意味。花の形がまさにそれに当てはまるので、形から名前がついたと容易に想像がつきます。
Hortensieは紫陽花という意味ですので、円錐形の紫陽花となります。
その反対に和名はノリウツギ(糊空木)ですが、糊とはまさに樹液が糊として使われていたことから。アジサイ科にも関わらず空木(ウツギ)という名前がついていて、ちょっと混乱を覚えました。
ちなみにウツギもアジサイ科に属します。
そこで思ったのは、やっぱり名前は大事じゃないかなと、ちょっと実感した次第です。まぁ個人的な感想ですが。
最近では園芸名として、日本国内ではピラミッド・アジサイとも呼ばれているそうです。
花写真 ポートレート
撮影秘話
この花を公園で見かけることは少なく、つまりこの写真のモデルは、毎年同じ場所の同じ花を撮影しています。でも1年を通じて、この花の変化を楽しむのが日課とまでは言いませんが、それに近いことをして季節の移ろいを感じています。
どの花もそうですが、やはり朝晩の日の光が花を一番美しくしてくれるように思えるのですが、残念ながら日陰に咲いているので、日の光が届くには、ほんの数時間のこと。
ですので、撮影の角度というのは毎年似たようになってしまいがちです。それでもなかなか撮影は上達しないので、どうしたものかと悩んでしまいます。
使用カメラ Nikon D300
撮影地 ドイツ南西部
使用カメラ Nikon D7100
撮影地 ドイツ南西部
基本情報
和名、ドイツ語名、英語名
和名:ノリウツギ(糊空木)
別名:ピラミッド・アジサイ、サビタ、ノリノキ(糊の木)
科 属名:アジサイ科 アジサイ属
学名:Hydrangea paniculata
ドイツ名:Rispen-Hortensie
英名:Panicled hydrangea
ドイツにおける背丈
200cmから400cm
ドイツにおける開花期
7月から10月
種類
落葉低木(または中木)
原産地
日本、中国南部
花言葉
日本語の花言葉
「臨機応変」