花に見えるのは苞(ほう)と呼ばれる葉です。ピンク紫色のおしゃれな苞で群生していると可愛らしい感じがします。その可愛らしい姿からは想像できませんが、この植物は半寄生植物ということで宿主である他の植物から栄養をいただいて生きています。
和名はまだありませんが、ママコナ属の花は○○ママコナと名付けられているので、この花にもそのうち○○ママコナという名前が付くのでしょう。
ちなみにドイツ名では、Acker-Wachtelweizen(読み:あっかー ゔぁはてるゔゃいつっえん)で、直訳すると「畑のうずら小麦」という個人的には意味不明な名前です。
ところが英名も似た感じでField cow-wheatで、直訳すると「畑の牛小麦」でしょうか。これまた意味不明な感じです。共通するのは畑と小麦で、真ん中が違う生き物なんだというくらいの感想です。
Melampyrum arvenseをGoogle翻訳でいくつかの言語で調べるとMelampyrumはママコナに、arvenseはスギナと出てくるので、スギナママコナ?でも良いんじゃないのと個人的に勝手に思ってしまいました。
写真の被写体としては可愛い感じを出してくてふんわりなハイキーが似合うかなと思います。黄色もアクセントになっているのでマクロで撮るのも楽しいです。一年草であり半寄生植物なので、主に宿主であるマメ科の植物がいるところでないと繁殖はなさそうです。ということになると案外出会えるチャンスが少ないのかもしれないですね。
花ポートレート
使用カメラ Nikon D7100
撮影地 ドイツ南西部
基本情報
和名:
別名:
科 属名:ハマウツボ科 ママコナ属
学名:Melampyrum arvense
ドイツ名:Acker-Wachtelweizen
英名:Field cow-wheat
ドイツにおける背丈
10cmから30cm
ドイツにおける開花期
5月から8月
種類
一年草
原産地
ヨーロッパ、トルコ、コーカサス
花言葉
日本語の花言葉
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