花ポートレート
使用カメラ Nikon D300
撮影地 ドイツ南西部
背の高い花ですが、茎の周りには棘があり、どこかで見たような記憶があると思ったら、ラシャカキグサ(羅紗掻草)の仲間でした。
学名もDipsacus(ラシャカキグサに似た) pilosus(軟毛ある, 毛で被われた)と書いてあります。英語名もSmall teasel(小さなチーゼル)です。
ちなみにドイツ語名のラシャカキグサはWilde Karde(直訳:野生のチーゼル)で、こちらの花は、Behaarte Karde(直訳:毛むくじゃらのチーゼル)ですから、毛、つまり針のような棘のようなのがびっしりと言う名前です。
両者を並べてみたことはありませんが、どちらの花もトゲトゲには変わりないのでは?と個人的に思います。さらにどちらも素手では絶対に触りたくない、触れない花です。
それでもこの小さなナベナ、トゲトゲの割には可愛い花姿なのと、直立の姿もシャキッとしているので、いけばなとして使ってみたいお花ではあります。革手袋持参で取りに行かないとですね。
ただし二年生植物ということなので、チャンスはそうそう多くはなさそうです。
基本情報
和名:
別名:小さなラシャカギクサ、小さなチーゼル、小さなオニナベナ
科 属名:スイカズラ科 マツムシソウ属
学名:Dipsacus pilosus L., Syn.: Virga pilosa L.
ドイツ名:Behaarte Karde
英名:Small teasel
ドイツにおける背丈
60cmから120cm
ドイツにおける開花期
7月から8月
種類
二年生植物
原産地
花言葉
日本語
この記事に掲載した花(Dipsacus pilosus)に似た花が日本に自生しています。
ナベナ(鍋菜、山芹菜)(学名:Dipsacus japonicus)で、その花言葉を調べたのですが、まだ見つかりませんでした。見つけ次第、追記していきます。
ちなみに花色はピンクで。