先日のいけばな講座には9名参加くださり、顔見知りが数名で、あとは初めての方々。
初めての方の中にはいけばな経験者がいるような感じがしましたが、それはあえて聞かずに。というのも講座は、初心者向けとして募集をしたからです。
まずはじめにいけばなの歴史から解説し、小原流について、そして今回いける花型や花材について説明。その後、参加者と同じ花材を使って、実際にいける、つまりデモンストレーションをすると、驚くことに1時間近くかかっていました。
9名同時スタートなので、いける様子を見ながら適時アドバイスを入れていきます。時には、直接手を加えながら、なぜこの葉を入れるのか、入れないのか、些細なことでも必ず理由を言いながら指導しいと、参加者の方々も納得しておられました。
花材を入れすぎず、入れなさすぎず、また左右対照とならずとも美しいバランスのとれた形をめざす。花をいける楽しさ、難しさを実感してもらえていたら光栄ですね。
そして最後に参加者の作品を並べて、同じ花材を使っても全員違ういけばなが出来上がることを実感してもらいます。花型や花材は同じなのに、個性の出る生け花。これも毎回楽しいの出来事のひとつです。















花:ヒメヒオウギズイセン、カシワ、セルリア
Materials : Montbretie, Eiche und Serruria
2017年10月