ドイツ語ではSommer-Knotenblumeと呼び、Sommer(夏の)Knoten(結び目)blume(花)と和名とはかなり違う命名の仕方です。
学名のLeucojum aestivumでは、Leucojum(白いスミレ) aestivum(夏の)となるそうで、夏の白いスミレということでしょうか。
ところで、学名に限らず、ドイツ語にも英語名にも「夏」という季語がこの花名にありますが、場所柄だとは思うのですが、夏にこの花を見た記憶がありません。それにこの花に似ているスノードロップよりも後に咲くそうですが、スノーフレークにも種類があるのか、はたまたその土地の条件が違うのか、スノードロップよりも先に咲いて、スノードロップが咲く頃には枯れている、というのを何度か見ているのです。
一概に植物はこの時期に咲く!と断定できないと言いますか、やはりその時々の条件で、植物の方が順応しているってことなのでしょうね。昨今の異常気象ですから、植物にも影響があってもおかしくはないと思いますし。
ここに掲載した写真は今年の復活祭頃に咲いていたスノーフレークを撮ったものです。復活祭は4月中旬でしたので、その頃を初夏とすると確かに名前通りの季節に咲いたなぁということも言えますが、それでも4月を初夏というのは早いので、やはり名前をつけた当時はもう少し後に咲いていたのかなと勝手に想像してしまいました。
咲く時期はともかく、花姿は小さな鈴をつけているようで、とても可愛らしいですね。
花ポートレート
使用カメラ NikonD7100
撮影地 南西ドイツ
花名:和名、学名、ドイツ語、英語
和名:オオマツユキソウ(大待雪草)
別名:スズランスイセン(鈴蘭水仙)
科 属名:ヒガンバナ科 スノーフレーク属
学名:Leucojum aestivum
ドイツ名:Sommer-Knotenblume oder Spätblühende Knotenblume
英名:Summer snowflake or Loddon lily
原産地
ヨーロッパ中南部
花言葉
日本語の花言葉
「純粋」「純潔」「汚れなき心」「皆をひきつける魅力」