ドイツでは梅の木を見る機会は桜ほど多くなく、自分自身の経験でいうと、実はまだ見たことがありません。
どこにでもごろごろと咲いているとは思っていないのですが、例えば日本庭園にあるのではないかと気にして見てはいるのですが、花が咲いている時期でないと気づけないのかもしれません。
そんな時は名札があると本当に助かりますよね。
そして本来庭木として植えるのはどうかと悩んだのですが、引っ越しを機に梅の木を迎えました。
写真の花は、我が家の梅ちゃんです。
まだ背丈が低いにもかかわらず今年の2月に愛らしい花を咲かせてくれました。寒さ真っ盛りの2月に可憐な花を咲かせる姿は健気と思わざるおえません。
そして長年、ドイツで梅を見るぞ!と思っていただけに実際花を見てちょっと感傷的になってしまいました。写真を大量生産したのはいうまでもありませんが…笑
さて、これからの梅ちゃんは剪定が重要ポイントになるのですが、ネットで買った苗はちょっと貧弱と言いますか、細い枝が2本だけでした。そしてなぜかいけばなと違って枝を切ることに躊躇してしまいますが、樹形を整えていくためにも剪定は必要不可欠らしいので、ネットで検索をして乗り切ろうと考えています。
梅に関して、ドイツのサイトは残念ながら日本のサイトほど情報はなく手探りな状態です。庭木として迎えたので、今後の我が家の梅ちゃんに関しては花庭のカテゴリーで書いていこうと思います。
とりあえずここでは花名と基本情報ということで載せませした。
ドイツで梅を買う
ドイツの園芸店では桜や紅葉は比較的手に入りやすいいのですが、梅については扱っているお店に出会うことは私はありませんでした。
ネットで探してもあるかないかの確率です。そして売っているのは大抵赤系の梅。盆栽としては白もネットで売っているのを見かけますが、正直3桁だったりなのでお高いです。Bonsaiは固有名詞にもなっているほど人気なので、その影響もあるのかもしれません。
また実梅としての苗というよりも花梅の苗、観賞用です。そして我が家のは「Beni-chidori(ベニチドリ)」という品種名ですので実はならないと思います。
もしドイツで梅を買いたい場合には学名で調べるほうがヒットしやすいです。ドイツ語名で調べるとアンズがよく結果表示されるからです(梅と杏の見分け方については別記事にて書きたいと思います)。
しかし送られてくる苗は当たり外れがあるかもしれないので、購入するかどうかのご判断は自己責任でお願いいたします。
もしも買われる場合には背丈の高いのを買ったほうがいいかと思います。私は80cm程の高さの苗を買いましたが、結局剪定しなければならないですし、また梅の成長は年間に20cmと大変遅いので、もう少し大きめのをと思いましたが、買った時にはこれが一番大きい苗でした。
梅人気?というのは出るのかは分かりませんが、桜や紅葉と同じように梅も園芸店にて買えるといいなとは思っています。
まだ真冬と言ってもいい時期に咲く花は貴重と思いますので、人気になる要素はあるのでは?とは思うのですが、どうでしょうね。
花写真 ポートレート
基本情報
和名:ウメ(梅)
別名:コウブンボク(好文木)、コノハナ(木の花)、ハルツゲグサ(春告草)、カゼマチグサ(風待草)
科 属名:バラ科 サクラ属(アンズ属)
学名:Prunus mume
ドイツ名:Japanische Aprikose, Japanische Pflaume, Japanische Zieraprikose oder Schnee-Aprikose
英名:Chinese plum, Japanese plum and Japanese apricot
ドイツにおける背丈
300cmから400cm
ドイツにおける開花期
3月から4月
種類
落葉樹
原産地
中国
花言葉
日本語の花言葉
「艶やかさ」「厳しい美しさ」