いけばな花材として準備をしても、残ってしまうお花はあります。そんなお花たちも再生してイキイキと飾れれば嬉しいですよね。
花器としてガラスのコンポートと普段使っている食器に紫陽花を入れてみました。入れてみたという表現、ちょっと可笑しいかなと思いますが、本当にポンと入れただけなんです。置いたという表現の方が合ってるかもしれません。
剣山も花留めも何も使っていません。
ポイントは短く切って浮かべるように器に入れるだけ。この短くするってとっても勇気が入りますが、紫陽花はお水との相性が抜群で、しかもお水がたくさんいるお花なんです。だから短く切ってあげると喜ぶ、というのでしょうか。それに長持ちもするような気がするのです。
さて、紫陽花だけでも十分なのですが、モミジもあったのでついでに一緒にアレンジしてみました。
いかがでしょうか。
▷モミジ無しバージョン
▷モミジ有りバージョン
このガラスのコンポートは、普段は果物を載せていますが、もちろん生け花の花器として使ったり、こんな風にちょこっとアレンジをしても様になるというのでしょうかね。
それに足(土台?)がついてるので、全体的に高くなるので大きく見せられますし、ちょこっと飾りたい時でもオシャレになってくれます。
それからこちらは普段使ってる食器にアレンジしてみました。こちらもいい感じ。
写真は白い器にアレンジしましたが、これを和っぽい陶器に変えると、これまた途端に和っぽくなるんです。
深皿ですとお花が溺れてしまうので、お水が入る程度の浅めの小皿がおすすめです。
ちゃんとした花器がなくても普段使っているお皿にお花を飾るだけで、ちょっとした雰囲気が変わります。
ぜひお試しくださいませ。
花:アジサイ、モミジ
器:足付きガラスコンポートまたは食器(小鉢)
2019年7月