自然の野山に色彩はまだありませんが、朝市やお花屋さんの花たちはカラフルな色合いとなっているので、春の足音は確実に近づいているようです。春は思っているほど、そう遠くないのかもしれないですね。
さて、今回のいけばなは、白い花は桜に見えるけれど別のバラ科の枝ですが、ドイツでは早春に咲く花です。
この枝だには鋭い棘があるので、扱いに注意が必要です。その枝に合わせたのは、うつむいた水仙。やはりこちらも春の兆しを思わせます。
さて、このいけばなで春を感じる花となりましたでしょうか。
花:バラ科の花、水仙、庭にあった緑の葉
器:投入花器
2016.04
- フリースタイルは枝振り(花材)の特徴を捉え、やや大げさに表現する
- フリーとは自由にいけるという意味だが、やはり基本の花型から形を崩したほうがイメージしやすい